コウノトリが二羽飛んできた

なかなか子供に恵まれず、不妊治療の末に授かったのは まさかの二卵性の双子の男の子たち… そんな彼らの暴走…成長の記録を父親の視点からマンガで綴っています

カテゴリ: NICU期

 
 
 
 


出産後、NICUに入ってから約
2週間


ついに「退院」



これまで無菌状態の密室で


たくさんの専門家
(看護師)に囲まれ



手とり足とりしてもらって完全に甘ったれた我々が


大海原に放り出される

 


普通、自然分娩の場合は
5日くらいで


退院していくらしいので

 

世のお父さんお母さん方は


何とたくましい事かと感心してしまう

 

 

奥さんの実家に到着と同時に二人とも大号泣



こんなんでホントに父親になれるんだろうか?



ハモるように鳴り響く泣き声が


これからの不安をより一層煽る…


     

 
 
 
 

NICU
で初の沐浴に挑戦



落としちゃいけねえ…というプレッシャーで

たかだか
2,000g前後の赤ん坊が

まるで岩石のように重く感じる



そして全身から噴き出す汗

そんな親心も知らずに暴れ泣く赤ん坊

頭を打つ赤ん坊

焦る父と母



という感じでワチャワチャしてたら

最終的に「遅いからチェンジ!」

と看護師さんから戦力外通告…


     

 
 
 
  
   
 
 

初授乳を体験

双子のため、母乳と哺乳瓶にわけてローテーション制

というわけで男の自分にも出番が回ってくる




飲ませるだけ?ラクショーっしょ


と思ってやってみるとこれが地味にシンドイ




プイッとして全然飲まなかったり


途中で寝ちゃったり


起こして飲ましても、ひと口ゴクッと飲んで


また墜ちるの繰り返しだったり


で今度は自分に迫りくるモーレツな睡魔



でも乳児が授乳中に寝るのはよくないらしく


後からミルク足りなくて起きたり、咥えてないと寝れない


なんて変なクセがつくから、飲み干すまで頑張りましょう


…という事らしい
 


     

 

 

 

 


 

「パパさん抱っこしてみますか?」



元々、子供が苦手で

友達や会社の同僚の子供に会う機会があっても

3m以内には近寄らなかった自分に衝撃の一言



今まで保育器の中にいたから強気に

新生児を突っついたりなんかしていたものの

ついに封印が解かれて外界にベビーたちが降臨

途端に怖気づく父親…



赤ちゃんを「抱っこ」なんて

少なくとも人生で記憶のある中ではした事はない



結構、普段から物とか落としがちな

うっかりな自分には責任の重すぎる任務



しかも首が座ってないだか何だかで

タコみたいにクネクネな新生児



初めての抱っこの感動よりも

緊張で全身から汗が噴き出す残念な父親…



     

 


 


 赤ちゃんの手に指を差し出すと

ギュッと握ってくる



ひょっとして親だと理解してるのかな?

…と思うけど

残念ながらコレ

「把握反射」といって本能的な動きらしい…



でも、今の時期くらい

親バカでもいいじゃないか

と思う今日この頃
 

       

 
  
  
  
 
 双子という事で、帝王切開で普通よりも早く出てきたから
体もちょっと小さめ。


兄ちゃんが
2200グラム

弟くんは
1999グラム


そのためしばらくの間は
NICU(新生児用の集中治療室的なやつ)で徹底管理される。


で、呼吸器とか点滴みたいなのとか、心電図とか、
とにかく体中が管だらけで少し可哀想な状態。

ということで、初抱っこはしばらくお預け

でも、こうして実際に子供たちを目の当たりにすると
お腹にいる時と比べものにならないような
親としてのプレッシャーを感じてしまう子供な自分…

大丈夫か…?